posted: 2019/05/07
update: 2019/05/07
日本語のメディアでも報じられているニュースであるが、フランスの航空宇宙専門週刊誌エール・エ・コスモス(Air & Cosmos)も、アリアンスペース社と日本のシンスペクティブ社(Synspective)の衛星打上げ契約について伝えている。
内容はこのようになっている:2019年4月18日、アリアンスペース社は日本のスタートアップ企業Synspective社と同社の衛星StriX-αの打上げについて契約を結んだ。これにより2020年アリアンスペース社はギア宇宙センター(CSG)からヴェガロケットを用いて重力約150kgのStriX-α衛星を太陽同期軌道に打ち上げることになった。シンスペクティブ社は2018年に設立されたスタートアップ企業で、約25機の合成開口レーダ(SAR)衛星からなる地球観測衛星システムの構築を目指している。同時に両社は今後の協力を検討するための戦略的パートナーシップ合意に署名した。
またエール・エ・コスモス誌以外にも、アリアンスペース社のプレスリリースをソースに衛星放送専門誌テレサテリットやCSGのあるクールー(仏領ギアナ)の地方紙などもこの件を記事にしている。
ソース:Air & Cosmos(18/04/2019)、アリアンスペース社(18/04/2019)ほか
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N°20190507-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。