posted: 2019/04/09
update: 2020/09/29
2019年4月4日、仏領ギアナのギアナ宇宙センター(CSG)にて、アリアンスペース社はソユーズロケットによるSES O3b衛星4機の打上げに成功した。これによりSES社のO3b中軌道衛星システムの衛星数は20機に到達した。この非静止衛星軌道システムによりSES社は政府ミッションに加え通信、インターネット、海事、エネルギー市場の需要に応えていく意向。この衛星4機はタレス・アレニア・スペース社(TAS)が製造・納入している。
このフライトはアリアン・ロケットファミリーにとって今年4度目、ソユーズにとって2回目のミッションとなった。ソユーズをCSGから打ち上げるようになってからは合計22本目の打上げとなり、フライト名はVS22:ソユーズ(S)のヴォル(V、フライトの意)の22番目である。
ソース:アリアンスペース社(04/04/2019)、SES社(04/04/2019)、ほか
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190409-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。