posted: 2020/11/10
update: 2020/11/10
2020年11月9日、アリアンスペース社はそのサイトで、2020年内にあと4回のミッションを予定していると伝えている。
この予定を全てクリアすれば2020年のミッション回数は全部で10回となり、コロナの影響にも関わらず、昨年の9回を上回るハイペースなミッション 回数実績となるとのこと。
2020年11月9日までで、同社はアリアン5で3回、ソユーズで2回、ヴェガで1回の合計6ミッションを実施してきた。これから年末までの計画は11月に予定するヴェガ・ミッション1回、ギアナ宇宙センター(CSG)でのソユーズ・ミッション2回、そしてボストチヌイからのOneWeb衛星群打上げのソユーズ・ミッション1回とされている。
整理すると以下の表のようになる。
同じ記事でアリアンスペース社は、匿名の顧客からアリアン5による静止軌道通信衛星1機の打上げを受注したと発表している。打上げ予定は2022年。
また同社は、2つのビジネス・ユニットの新設を受け、理事会メンバーを増やし、欧州色を濃くしたと伝えている。
ソース:Arianespace(09/11/2020)、Les Echos (無料で読める部分のみの情報09/11/2020)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20201110-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。