posted: 2020/10/02
update: 2020/10/02
そして現在はCNES、NOAAの衛星以外にも欧州気象衛星開発機構(EUMETSAT)、ISROの衛星にもArgos機器が搭載されており、CNESはOceansat-3での協力は衛星による気候監視分野の仏印協力をさらに強化することになると考えている。
有人飛行分野
2018年9月、CNESとISROは有人飛行分野の協力について作業部会を発足した。とりわけ宇宙医学、宇宙飛行士の健康管理などがテーマとして持ち上げられている。
ISROの金星探査機にフランスの機器搭載
2025年に打上げ予定のISROの金星探査機への搭載機器公募で、CNES、ロスコスモスおよび仏国立科学研究センター(CNRS)の大気環境宇宙観測研究所(LATMOS)が共同開発したVIRAL機器(金星赤外線大気ガスリンカー:Venus Infrared Atmospheric Gases Linker)が採用された。CNESはフランスチームの作業のまとめ役を務める。インドの宇宙探査ミッションにフランスの機器が搭載されるのは初めてのことである。
ソース:CNES(30/09/2020)、CNESのArgosの紹介ページ、CLSのサイト
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20201002-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。