posted: 2020/08/25
update: 2020/08/25
2020年8月4日、センチネル・ハブ・カスタム・スクリプト・コンテストが開幕した。
センチネル・ハブ(Sentinel Hub)はSinergise社(本社リュブリャナ:スロヴェニア)が運営する、ペタバイトの規模の衛星データプロセシングを行うエンジンである。このコンテストは同社とそのパートナ企業、コペルニクスEU地球観測プログラム、欧州宇宙機関、AI4EOコンソシアムによって開催されており、地球観測データのプロセシングの新しいアイデア、スクリプトを募っている。
第1回センチネル・ハブ・カスタム・スクリプト・コンテストは2019年春に、第2回は2019-20年の間の冬に開催された。また2020年4-5月にはアフターCovid-19の世の中を支援する目的でCovid-19特別版としてリモート・ハッカトンの形でチャレンジが行われた。これら一連のチャレンジが成果を出したため今回の第3回の開催が決定された。
優勝者には1000ユーロと1年間のセンチネル・ハブ・企業アカウント(5000ユーロに相当)が授与される。準優勝、第3位の賞もある。またeo-learnをベースにしたスクリプト部門賞、高校生部門賞も設けられている。さらに9月20日までの応募の中から優れたものにはアーリー・バード賞が贈られる。
応募の締切りは2020年10月31日(eo-learn部門賞とアーリーバード賞は9月20日)
ソース:Sentinel Hub、Sinergise、EARSC(10/08/2020)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20200825-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。