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ガリレオ信号を利用する鉄道交通マネージメント導入

P20200815 Galileo.jpg2020年7月28日、イタリア国鉄(FS)の子会社で鉄道インフラを管理するRFI社は、欧州で初めてガリレオ信号も利用する衛星を用いた新しい鉄道交通マネージメント技術を地方路線に導入したと発表した。

導入技術は欧州連合(EU)が指揮を取りながら進められている欧州鉄道交通マネージメント・システム(ERTMS)のレベル2で、パイロット版の導入路線はEUの計画の地中海路線(Mediterranean Corridor)の中のノヴァーラとローの間の区間である。

導入までの一連の試験は欧州GNSS機関(GSA)がまとめ役となりイタリア宇宙機関(ASI)、欧州宇宙機関(ESA)も参加して進められていった。ERTMSのための衛星技術の実現、確認、認証は日立レール社が担当。

新技術では走行速度とともに列車間の距離をコントロールする信号装置で、列車の位置を捉えるために衛星ナヴィゲーション・システムが使われる。



ソース:RTI(28/07/2020)、GSA(11/08/2020)

文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)

No:N20200815-01