posted: 2019/07/06
update: 2019/07/06
2019年7月1日、スイスの連邦工科大学ローザンヌ校で第26回フランス・スイス大学科学技術協力会談が行われ、宇宙分野では技術革新支援、科学・探査ミッション、将来のロケットについての協力強化の意向合意書(LoI)が署名された。
同会談にはヴィダル仏高等教育・研究・ イノベーション大臣、スイスのヒラヤマ教育科学イノヴェーション国務大臣、仏国立宇宙研究センター(CNES)ルガル総裁、スイス・スペース・オフィス(SSO)のKrpound代表が列席した。
両国の宇宙協力は2012年にロケット部門、衛星部門について強化され、2013年にはロケット・フェアリングの生産事業と大気観測機器赤外線大気観測干渉計(IASI)の新ヴァージョンIASI-NGについての協力に拡張された。
またこの機会にルガルCNES総裁はアリアン6用の新たな区画も作られたAPCOテクノロジー社の施設を見学した。APCOテクノロジー社はアリアン6プログラムで大いに貢献しており、特にギアナ宇宙センター(CSG)においてアリアン6の打上げ施設(ELA4)の運送メカニクスなど地上システムを担当としている。
ソース:CNES(01/07/2019、21/06/2017)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190706-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。