posted: 2020/11/13
update: 2020/11/13
2020年11月12日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)は、JAXAと小惑星Phaethonのフライバイ探査を行うDESTINY+ミッションにおける協力について合意したと発表している。
ミッションの詳細はJAXA/ISASのサイトがわかり易いでしょうか。ここではDLRもこう書いていましたよ、ということを簡単に書きます。
2024年、日本とドイツの共同ミッションの DESTINY+は小惑星3200 Phaethon に向けて旅立つ予定。ミッションの鍵となる機器のDust Analyzer (DDA)はドイツ側が担当する。これは航行中、宇宙の塵などのサンプルを収集、分析する機器である。
協力合意は2020年11月11日、JAXA・DLR間の共同戦略についての会合で確認された。会合の目的は双方が航空宇宙プログラムについてより協力を深め、専門能力を結集することである。
言及されたのは例えばフランスとも協力しているリュウグウ・ミッションのMASCOT機器や火星の月のフォボスやデイモス探査のMMXミッション、国際宇宙ステーション(ISS) における協力などであった。
ソース:DLR(12/11/2020)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20201113-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。