posted: 2019/05/16
update: 2019/05/16
2019年5月13-17日、ミラノで欧州宇宙機関(ESA)のリヴィング・プラネット・シンポジウムが、開催地であるイタリアのイタリア宇宙機関(ASI)の協力で開かれている。3年に1 度開催されているシンポジウムである。
リヴィング・プラネットの「プラネット」とは地球のことでESAのリヴィング・プラネット・プログラムは宇宙から地球を見つめる地球観測のためのプログラムである。今回のシンポジウムはいかに地球観測が科学や社会に貢献しているか、いかに革新的な技術や関わる人間たちが、公的機関と民間の相互関係性も含め、従来の地球観測の形を変革させているかに焦点を当てている。
当シンポジウムについて伝える英国宇宙機関(UKSA)のサイト記事でUKSAは、地球観測サービスはすでにイギリス経済で920億£の経済価値を生み出していると書いている。
ソース:ESA LPS19サイト他、UKSA(13/05/2019)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190516-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。