posted: 2020/08/14
update: 2020/08/14
2020年6月30日、ラトビア共和国と欧州宇宙機関(ESA)は連合協定に署名した。その後自国での手続きを経て、 2020年7月29日、ラトビアはESAの準加盟国となった。
ラトビアはESAと2013年に欧州協力国(ECS)を鑑みた協力協定を結び、2015年には、5年の期間を待ってESA加盟を検討する欧州協力国計画(PECS)に署名して欧州協力国(ECS)段階に入った。その後半年の期間延長があったが、2020年7月29日その満期を迎えた。
これからラトビアはESAの選択プログラムに直接参加することができる。例えば2019年11月のESA閣僚級理事会Space19+で提案されたプログラムの中では、GSTP-1、FutureEO-1、Space Safetyなどがラトビアの産業能力に適していると考えられている。
ESAは現在22ヵ国の正式加盟国(下のリスト参照)、カナダが特別加盟国、スロベニア、ラトビアが準加盟国となっている。ECSの段階にあるのはブルガリア、キプロス、リトアニア、スロバキアの4ヵ国。クロアチアとマルタは協力協定への署名がなされている段階である。
ソース:ESA(29/07/2020、05/07/2016)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20200814-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。