posted: 2019/03/30
update: 2019/03/30
2019年3月28日、UKエアバスDS社はアルジェリア宇宙機関(ASAL)とのAlsat-1Bに関する合意、Ghalam LLP社とのKasSTSATにおける合意によりDMC衛星群を通したモニタリング能力が、分解能の面でも、レッド・エッジやブルー、コストラル・ブルーなどスペクトルの面でも強化されたと発表した。
これにより同社はより拡充された地球観測データ商品を顧客に提供でき、また国際災害チャータなどの災害時支援やアマゾンの森林破壊モニタリングなどの環境保護の分野でも、さらに貢献できるようになるとしている。
DMC衛星群はエアバス社の子会社でもあるサリー・サテライト・テクノロジー社(SSTL)が構築し、UKエアバスDS社はその画像マネージメントをしている。Alsat-1BおよびKasSTSATはSSTLがそれぞれASAL、Ghalam LLP社と協力して製造された衛星である。
ソース:UKエアバスDS社(28/03/2019)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190330-2
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。