posted: 2020/12/02
update: 2020/12/02
仏領ギアナ時間の2020年12月1日(日本、フランスでは12月2日)、アリアンスペース社はギアナ宇宙センター(CSG)からのソユーズロケット(フライト番号VS24)によるアラブ首長国連邦(UAE)のリモートセンシング衛星FalconEye衛星の打上げミッションを行い、目標軌道への投入に成功した。
同ミッションは11月29日には天候が理由で延期し、11月30日は打上げの5分3秒前にテレメトリで安全が確認できなかったためカウントダウンはストップし、打上げは翌日へ繰り越しとなっていたが、12月1日の打上げはAll OKの状況でミッションが行われた。
FalconEyeはUAEの軍用リモートセンシング衛星だが、画像は商業市場にも供給される。打上げ時重量約1190kgで、高度611kmの太陽同期軌道を周回する。
エアバスDS社がプライム・コントラクタで衛星プラットフォームはじめ設計、統合、試験を担当し、タレス・アレニア・スペース社が搭載の光学機器およびそのサブシステムを担当した。
ソース:アリアンスペース(02/12/2020)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20201202-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。