posted: 2020/12/06
update: 2020/12/06
12月5日、6日(フランス時間)、仏国立宇宙研究センター(CNES)のルガル総裁はtwitterで、はやぶさ2の帰還とカプセル回収について賞賛の意を以下のように伝えている。
12月5日の分:ついさっき、はやぶさ2はリュウグウまで行って帰ってくるという6年の大航海を終え、リュウグウの砂塵が入っているカプセルを地上まで届けた。この宇宙の偉業に関わった全ての人にブラボーを贈ります。
12月6日の分:ついさっき、はやぶさ2が放ったリュウグウの砂塵が入っているカプセルがオーストラリアの砂漠で位置確認できた。これからは科学分析の作業に入る。宇宙時代で最も複雑なミッションの1つであるはやぶさ2ミッションに敬意を表します。
CNESはこのプログラムに1パートナーとして参加している。宇宙セグメントについては、着陸機MASCOTに搭載の赤外分光顕微鏡MicrOmega、アンテナ、電気供給システムを提供している。
また、ルガル総裁も上記で言及していた「科学分析の作業」の部分では、フランス人研究者らはJAXA地球外試料キュレーションセンターで行われる作業に参加する。作業の形はCovid-19の状況に対応しながら決められていく。
ソース:Jean-Yves Le Gall@JY_LeGall(5、6/12/2020)、CNES(02/12/2020)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20201116-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。