posted: 2019/05/16
update: 2019/05/16
2019年5月13日付けの記事で、同月5月3日にエアバス・ヘリコプタ社が空飛ぶタクシーCityAirbusの実寸大のモデルの飛行試験に成功した件を紹介したが、この記事はこのCityAirbusにかかわる続報。
2019年5月15日、エアバス社とパリ交通公団(RATP)グループは都市交通に飛行車両を導入するための研究調査を協力して進めていく合意を結んだ。
この研究プロジェクトは「マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を 1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ 新たな「移動」の概念であるMaaS (Mobility as a Service (*国土交通省より)」の中で、CityAirbusのような飛行車両を導入しそれが適正な価格で提供できるようにするにはどうしたら良いかを研究・検討することを目標としている。
また検討するの交通システムはパリやフランスの年に限らず世界の大都市にも適用できる形を想定している。
ソース:エアバス・グループ、A&C、日本国土交通省
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190516-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。