posted: 2019/04/07
update: 2019/04/07
2019年3月29日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)からの受託でエアバス社が開発・製造した宇宙飛行士支援のCIMON(Crew Interactive MObile companioN)がドイツ・イノヴェーション賞大企業部門を受賞した。CIMONはいかに人間が知的機能を持った機械と共に作業を行なっていくことができるかを実証する目的で開発されたもので、2018年11月、欧州宇宙機関(ESA)のアレクサンダー・ゲルストドイツ人宇宙飛行士と共に90分にわたる宇宙ミッションを冠水した。
エアバス社によると、CIMONは視覚・聴覚・理解力・会話力を持っており、また飛行もできる。モデルは1980年代にアニメ化もされ流行した「キャプテン・フューチャー」(日本ではNHKがシリーズを放送)に登場する、飛行する脳として知られる「サイモン・ライト教授」だという。
ソース:Airbus Group (31/03/2019)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190407-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。