posted: 2019/03/03
update: 2019/03/21
2018年8月22日、CSG(ギアナ宇宙センタ)でヴェガ・ロケットによるESA(欧州宇宙機関)のアイオロス(Aeolus)衛星の打上げが行われ、同衛星は無事目標軌道に到達し観測ミッションの準備を始めた。アイオロスはESAの「アース・エクスプローラ」プログラムの5機目の衛星プロジェクトで、高度320km、傾斜角97度の軌道を周回する。そこで同機は大気圏の風向・風速を観測し、より精緻な気象予報などに貢献する予定。エアバスDS社(Airbus Defence and Space)社が製造した。アリアンスペース社にとっては今年5回目の打上げミッションであり、ヴェガにとっては2012年の初号機打上げ以来12機連続打上げ成功となった。
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N°20180903-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。