posted: 2019/06/21
update: 2019/06/22
パリ・エアショー2019における仏国立宇宙研究センター(CNES)のプログラムは以下のようになっている。
6月17日:テーマ「栄誉ある探査」
・火星の隕石をトマ・ペスケ宇宙飛行士へ
・CNES、欧州宇宙機関(ESA)専門家らのMCによる会議5つ「火星の鼓動を聴く」、「月、火星そしてそれ以遠」、「ブルース・ウィルスかマット・デーモンか?小惑星探査と火星探査の比較」、「恐竜たちが知らなかったこと」、「火星のサンプルリターン」
6月18日:テーマ「実用と国防を知る」
午前:CNES、仏農業食糧省、フランス国鉄(SNCF)技術革新・研究部門、仏国防省装備総局(DGA)の専門家らのMCによる会議2つ「鉄道と農業:鍵となる2つの業界のためのGNSSの焦点」「CSO衛星:国防の眼」
午後:
・「ISSジェネレーション」学生のコンクールの決勝と表彰式
・宇宙医学・生理学研究所(MEDES:仏)、Kinéis社(CNESの子会社であるCLS社の子会社)の専門家のMCによる会議2つ「Kinéis:フランスのニュースペースがIoTに出会う時」、「誰にでもどこへでも提供できる治療」
6月19日:テーマ「科学の核心に迫る」
午前:CNES、MEDES、バイオミメティクス欧州センターオブエクセレンス(CEEBIOS)の専門家らのMCによる会議4つ「健康・衛星分野の革新を加速する宇宙」、「Taranis衛星:雷の向こうに」、「宇宙利用のバイオミメティクス」、「火星の鼓動を聴く」
午後:CNES、仏国立科学研究センター(CNRS)、カリフォルニア工科大学(CALTECH)の専門家らのMCによる会議2つ「水星:小さな惑星の大きな謎と宇宙ミッション」、「重力波にコネクト」
6月20日:テーマ「ギアナ宇宙センター(CSG)へ、そしてロケットの革新」
午前:CNES専門家らのMCによる会議4つ「CSG」、「アリアン6打上げ施設」、「Callisto:再使用型飛行実証機」、「プロメテウス(プロメテ):将来のエンジン」
午後:CNESとアリアンワークスの専門家らのMCによる会議「将来のロケット」
* 6月17〜20日の業界関係者向けの期間には、各セッションの合間に「宇宙業界のスタートアップ企業に会おう」というコーナーでスタートアップ企業らによるそれぞれの事業のプレゼンが行われる。
6月21日:テーマ「地球観測と気候を掘り下げる」
午前:CNESとドイツ航空宇宙センター(DLR)の専門家らのMCによる2つの会議「宇宙気候観測機関(SCO):気候のための宇宙」、「Merlin衛星:メタンの監視者」
午後:CNESと宇宙物理・惑星学研究所(IRAP:仏)の専門家のMCによる2つの会議「Perseus:未来を想像し実現する」、「水星:小さな惑星の大きな謎と宇宙ミッション」
6月22〜23日:終日会議セッション
「太陽系外惑星」、「重力波にコネクト」、「Insight」、「べピコロンボ」、「 CLS社、Kinéis社」、「有人飛行の動向」
ソース:CNES(12/06/2019)
Photo:浜田ポレ志津子
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190621-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。