posted: 2019/04/09
update: 2019/04/09
2019年3月21日、欧州宇宙機関(ESA)とイギリスのオックスフォード大学は、宇宙分野のためのAIの研究において協力を強化していくための意向合意書(LOI)を交わした。AI研究の協力項目には宇宙アプリケーション、宇宙物理、光子学、宇宙機器分野、宇宙通信などが挙げられている。またその他宇宙飛行士の健康管理、宇宙地質学、宇宙機のための新材料、カンタム・コンピューティングなどにも言及がある。
ESAのビジネス・アプリケーション部門の責任者は、ESAは技術開発や宇宙ミッション設計、宇宙アプリケーションにおける技術革新のため常に学術界からのアイデアを取り入れていること、オックスフォード大学は世界に名を馳せる優秀な大学であり、またイギリスにあるESAの宇宙アプリケーション・通信センター(ECSAT)の近くに存在することで、ESAの学術界のパートナーの中でも特別な立場にあることなどを話した。
ソース:ESA(05/04/2019)
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:N20190409-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。