posted: 2020/11/09
update: 2020/11/09
< Twitterを見た範囲のちょっとした情報です >
先日、欧州宇宙機関(ESA)のヴァーナー長官のESA公式ブログについて書いたので*、今回は欧州の宇宙分野の指導者の1人としてアリアンスペース社のステファン・イズラエル社長のTwitterを紹介したい。
*フラスペニュース「ESAのヴァーナー長官:コロナ第2波の今について思うこと」(2020年11月7日付)https://www.france-space.com/news/esa2-1.html
アメリカの大統領選でバイデン氏が勝利したことについて、ヨーロッパの首脳らがおめでとうの言葉を表したというニュースがあった。フランスのマクロン大統領も2020年11月7日(欧州中央時間)「バイデンさん、ハリスさん、おめでとうございます、我々には今やらなくてはいけないことががたくさんあるけれど、一緒に頑張りましょう」とTweetしている。
そして、アリアンスペースのイズラエル社長も11月7日にこの件についてTweetしている。そこでは「アリアンスペース社には夢がある:大統領に選ばれたバイデン氏と2021年10月31日のジェームズ・ウェッブ望遠鏡の打上げの際、是非ギアナ宇宙センター(CSG)でお会いしたい。Yes we can !」と書いている。(多くのretweetがあり、まだ削除されていないので、アカウントの乗っ取りではないと推測しています。)
また、同社長は2020年10月17日、フランスで起こった教師殺害事件についてもTweetを挙げている。これは、10月16日に授業で預言者ムハンマドの風刺画を見せた中学教師サミュエル・パティさんが殺害された事件に関することで、同社長は、アリアンスペース社は追悼の意を表明する、と書いている。
イズラエル社長は現在49歳、アリアンスペース社の社長に就任したのは2013年なので42歳の時。前任のジャン・イヴ・ルガル氏が仏国立宇宙研究センター(CNES)の総裁になる時その後任としてこのポストに就いた。そのルガルCNES総裁、CNESのトップになったのは53歳の時、その前のアリアンスペースの社長になったのはやはり40代だった。2人とも40代からアリアンスペースのトップに起用されている。
一方上記CNESのルガル総裁だが、現在Twetterのアカウントの写真はマスクを着用したものにしている。
ソース:Twitter @arianespaceceo, @JY_LeGall
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:n20201109-02
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。