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インドの衛星破壊に関する仏メディアの報道

P190404 eDebris.jpg2019年3月末のインドの衛星破壊実験について、フランスのメディアも報道している。全国紙のル・モンドはじめ航空宇宙産業が盛んなフランス西南部の大手地方メディア、スゥドゥ・ウェスト、ウェスト・フランス、そして科学専門サイトシアンス&アヴニールなどはAFP通信の情報を参考に、ことの概要とデブリ発生の懸念と警告を伝えている。

仏国立宇宙研究センター(CNES)のデブリ専門家クリストフ・ボナル氏は「第一報としてアメリカがレーダで検知したデブリの数は270というが、この数は数日、数週間中に増えていくことであろう。これはこぶしレベルの大きさのもので、実際はもっともっとある。センチメートル単位のものは2500から3000、ミリメートル単位のものは30 000から50 000に上るだろう」と話している。

全国規模のメディア、フランス・クルチュールはインドの宇宙開発の変遷、政策を順を追って解説している。その中で宇宙分野専門家のソルベス=ヴェルジェ氏は過去のソ連・アメリカの対抗意識からの宇宙開発競争とは異なり、インドの宇宙プログラムはその有用性を鑑み国際協力も進めてきた点、今回のような衛星破壊は、他の国もその能力を有している、例えばフランスもそれは可能である、ただ実証実験をしたかしないかの差、とも話している。
*ただし、この部分は記事の抜粋であるから、同氏が他の点にも言及していることを無視して、それだけを話していると考えないでください。


ソース:france culture, sud-ouest, ouest-france, AFP, Le monde, Science&Avenir



文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)

No:D20190404-01