アリアン・ロケット開発物語アリアン・ロケット開発物語(12)- イタリアとその他の諸国:反応と参加、不参加
前回、ブルー・ストリークを用いた欧州共同ロケット・プログラムにドイツが参加することになったところまで書きました。今回は現在でも欧州のロケット事業で重要な役割を果たしているイタリアと、その他の国の、プロ...
前回、ブルー・ストリークを用いた欧州共同ロケット・プログラムにドイツが参加することになったところまで書きました。今回は現在でも欧州のロケット事業で重要な役割を果たしているイタリアと、その他の国の、プロ...
前回は、戦後のドイツに課された制約とその後の西側の動き、そしてドイツは自分の国だけでロケットプログラムを実現するのは無理だが、それを構成する何らかの各技術は担当できる、或いはできるようになる素材があっ...
前回は、欧州で協力してロケットを作ろうというイギリスの案について、ベルギーが仲間に入った部分を書きました。今回は英・仏に次ぐ第3のELDO(欧州ロケット開発機構)主要参加国であるドイツです。前半のこの...
前回は、自国のブルーストリークを用いて欧州でロケットを作ろうというイギリスの提案について、フランスがシャルル・ド=ゴール大統領の意向に従い参加を決め、英仏両国でその他の欧州の国を誘う形になった話でした...
前回は、イギリスはフランスにブルー・ストリークの欧州化の案をもちかけてきたけれど、フランスでは反対意見が主流で、結局このプロジェクトについて具体的な進展はなく1960年の年を越した、というところまで書...
前回まで、イギリスのブルー・ストリークの欧州化という案でイギリスが一番にそのプロジェクトに引き込みたかったフランスの様子について書きました。フランスでは、軍側では彼らのロケットプログラムを進めており、...
前回はイギリスがフランス余ってしまったブルー・ストリークの欧州化という同じ舟に乗せようと考えていた時期の、フランスの軍による観測ロケットと衛星ロケットの取り組みの様子を紹介しました。そして今回はフラン...
前回はイギリスで余ってしまったブルーストリークの扱いがきっかけで、ロケット事業での欧州協力に向かう道が現れてきた話をしました。英マクシミリアン首相の思惑は、実質的な経済的理由ではブルーストリークの処理...
前回は、イギリスが開発し製造もしたブルー・ストリークが余っている状態の話まで書きました。今回はその続きです。 イギリス政府はこの運用中止となって余ったブルー・ストリークをどう処分したものかと考えます。...
前回は、「宇宙科学部分で欧州協力の機運が高まってきたけれど、その中でロケット事業はやらないでおこう、という考えに向かっていった、けれど1962年にはロケット分野の欧州ロケット開発機構(ELDO)の設立...
1950年代後半から60年代初頭にかけ、軍が牽引する宇宙分野の技術開発が続けられる一方で、科学研究分野での国際協力への動きがたいへん活発になってきました。 1959年、イタリア人物理学者のエドアルド・...
これから新しいシリーズ「アリアン・ロケット開発物語」をアップしていきます。(シリーズの合間に他の話題の記事も入りますが、ページの右側のリストで「カテゴリ」の中の「アリアン・ロケット開発物語」をクリック...
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。