特集1フランス、欧州の宇宙分野の特徴・興味深い点(14:最終回) フランスはロケット推し:裏記事 後編
ギアナ危機の話の続きです。 3月中旬から勃発したギアナ危機、本土の仏政府側と仏領ギアナ側で複数回交渉が続けられたがなかなか決着がつかない状態でいた。 そして最終的に4月21日、フランス大統領選挙の第1...
ギアナ危機の話の続きです。 3月中旬から勃発したギアナ危機、本土の仏政府側と仏領ギアナ側で複数回交渉が続けられたがなかなか決着がつかない状態でいた。 そして最終的に4月21日、フランス大統領選挙の第1...
前回ギアナ宇宙センター(CSG)の話を出した。そこでCSGといえば「ああ、こんなこともあるのか。フランスらしいな」と思ったことを1つ。 それは2017年3〜4月のギアナ危機の話。労働組合、地元コミュニ...
前回からの続きです。こうしてアリアン・ロケットはアリアン1-3、アリアン4、アリアン5と開発・運用されていきます。2/そして現在に至るのですが、今、CNESの輸送本部(CNES-DLA)とESAの輸送...
前回まで欧州のオートノミーへの努力の話でロケット分野について紹介してきました。そこで今回は、今度はフランスの宇宙分野の特徴・興味深い点として「フランスは大いにロケット分野を推している」という点を挙げま...
ロケット分野に関する欧州のオートノミーへの努力について、裏記事の続きです。 ・ロケット分野でのオートノミーか・・・。ロケットの主目的は輸送であるから、輸送系のものを想像して考えてみる。シンフォニー衛星...
前回まで、欧州のオートノミーへの努力としてロケット分野について書きました。今回はその裏記事です。 うん、ここまで書いた内容の中にも、まだ掘り下げたい点があったなと思います。例えば、こんなこと。 ・だい...
前回はロケット分野のオートノミーがないとどうなるかと、欧州がアリアン・プログラムに進んでいった頃に苦汁を嘗めたシンフォニー事件のことを中心に書きました。今回はその続きです。 その後欧州は1973年にア...
今回から「解説・特集」のカテゴリで最初にシリーズで挙げていた「特集1 フランス、欧州の宇宙分野の特徴・興味深い点」の続きを掲載させていただきます。 この特集の内容は1. 欧州の宇宙分野は、役者の数が多...
頓挫する可能性もあるかと思われた時期もあったガリレオだが、ようやく形になり始めた。今後の注目したい点は、欧州自体も躍起になっているGNSSのプロダクトやサービス市場にどれだけガリレオが食い込んでいける...
前回の特集、オートノミーへの努力、代表例1、ガリレオの続きです。しかし、考えてみるとGPSはアメリカが運用しています。ましてやGPSはもともとアメリカが軍事用に開発したもののある部分を、民生用にも利用...
前回までは「フランス、欧州の宇宙分野の特徴・興味深い点」として、役者、つまり登場する機関・組織の数が1国で進めていく場合よりもずっと多いことを挙げました。このように役者の数が多く複雑な構造の中でもの欧...
「裏記事」の部分では、取り上げてきたものについての所感などを著していきたいと思います。このように登場する役者の数や種類が多く、構造が複雑な状態は、たとえるなら日本の幕末のようである。諸藩があり、また、...
フランス・欧州の宇宙分野の特徴・興味深い点(1)役者がいっぱいで複雑 の続きです。宇宙分野に戻って代表的な機関・組織を挙げると、それぞれの国には宇宙機関あるいは宇宙分野を担当する組織があります。例えば...
この特集・解説のコーナーでは、フランスや欧州の宇宙、航空、科学、技術、産業などの分野で、さらに掘り下げていけば面白そうだ、解説やまとめがあった方がいいのでは、と思う件について、随時解説、考察、感想等を...
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。