アリアン・ロケット開発物語アリアン・ロケット開発物語(5)- フランスの状況:ロケット分野(1950年代後半〜60年代初頭の様子)
前回はイギリスで余ってしまったブルーストリークの扱いがきっかけで、ロケット事業での欧州協力に向かう道が現れてきた話をしました。英マクシミリアン首相の思惑は、実質的な経済的理由ではブルーストリークの処理...
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2020/08/25
前回はイギリスで余ってしまったブルーストリークの扱いがきっかけで、ロケット事業での欧州協力に向かう道が現れてきた話をしました。英マクシミリアン首相の思惑は、実質的な経済的理由ではブルーストリークの処理...
前回は、イギリスが開発し製造もしたブルー・ストリークが余っている状態の話まで書きました。今回はその続きです。 イギリス政府はこの運用中止となって余ったブルー・ストリークをどう処分したものかと考えます。...
前回は、「宇宙科学部分で欧州協力の機運が高まってきたけれど、その中でロケット事業はやらないでおこう、という考えに向かっていった、けれど1962年にはロケット分野の欧州ロケット開発機構(ELDO)の設立...
1950年代後半から60年代初頭にかけ、軍が牽引する宇宙分野の技術開発が続けられる一方で、科学研究分野での国際協力への動きがたいへん活発になってきました。 1959年、イタリア人物理学者のエドアルド・...
これから新しいシリーズ「アリアン・ロケット開発物語」をアップしていきます。(シリーズの合間に他の話題の記事も入りますが、ページの右側のリストで「カテゴリ」の中の「アリアン・ロケット開発物語」をクリック...
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。