フランス語では?
posted: 2019/03/28
update: 2019/03/28
フランス語のアルファベット、並び順は英語と同じだが、発音は英語どおりではない。その点でフランスに旅行にきた友人らは空港で案内された時戸惑ったという。英語で話をしていて「それはジーの出口に行けばいいんですよ」と言われ「G」に行ったが、目的のものは何もない。そこでまた他の人に聞いてみると「ジェーじゃないです、ジーです」あるいは「ジーじゃないです、ジェイです」と、もう何がなんだか・・・・といった感じだったそうだ。
なるほど、確かにこの発音の違いはめんどくさい。フランス語では「G」は「ジェー」と発音し、「J」は「ジー」と発音する。そして親切に英語で説明してもらっても、その本人の英語があやふやだったりした場合、フランス語の発音と英語の発音が混じってややこしくなる。一方尋ねる方もなまじフランス語ではアルファベットの発音が違うらしいなどの知識があると、変に深読みして「一体どっちを言ったんだ?」など頭をひねる結果に。
同じケースで「イー」という発音も英語では「E」だがフランス語では「I」のこと、というのもある。結局、そんな時は紙に書くかスマホで表示しながら確かめるのが確実だが、そんなこといちいちやってられないかもしれない。会話がうまく通じず、あっちへ行ったりこっちへ来たりしても、まあそれも旅の一つの経験として思い出か笑い話にでもなればと願う。ところで、母国語を日本語としている人間でこんな感じならば、英語を母国語としている、或いは英語の方が慣れ親しんでいる人たちはどんな感じなのだろう。きっと、もっと勘違いが多く発生してるのかな、など想像してしまう。一度そういう方たちの話を聞いてみたい。
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:Y20190328-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。