海外暮らし
posted: 2019/07/28
update: 2019/08/29
よもやまコラムの新しいカテゴリで「海外暮らし」を追加しました。
「海外暮らし」としましたが、旅行、短期出張という短いものや、赴任、永住など長いものも含め、いつも暮らしているところと違うところに来て出くわしたことや思うことなどを書かせていただきます。
さて1つ目の今回。言葉・言語についてです。やはり言葉については気にしてしまう問題の1つのでしょう。「何て言えばいいのだろう?」「言ってみたものの通じたかな?」「あとから振り返れば、間違って言ってた、あーあ。」、「ミーティングで喋ったけどつたない英語で舐められたかも」など。実際私も日本語で端的にいえば「明日、雨が降った」となる文など、文法はメチャクチャという時があり、やばっ、とへこんだ時もありました。
けれど、こういうことは外国の人たちで日本語を話す人、日本語を学んでいる人たちも同じです。
ある日、日本が好きで日本のことや日本語を勉強していたフランス人と話しました。日本にも来たことがあるそうです。その時その人は言いました。
「日本にいた時テレビで時代劇をいろいろ観た。一番覚えているのは『いばりんぼう将軍』」
おぉ、惜しい! 正解は「暴れん坊将軍」。しかし、「いばりんぼう」という言葉を知っていることや、語呂が似てること、またもし吉宗公がいばりんぼうだったらそれもあり得ると想像し、逆にすごいと思いました。
またそのフランス人、東北も旅行したことがあり、松尾芭蕉を知っていました。そして震災について話していた時でしょうか、芭蕉の松島の句について「くつ下や〜、ああ、くつ下やくつ下や〜」と吟唱。
うん、確かに真ん中の「つ」と「し」は一緒だ。
と、外国人が日本語を話す際も間違えることも多々あります。我々も外国語で会話をする際、間違いはあまり気にせず喋ってみよう、と思う次第です。
文:浜田ポレ 志津子(フラスペ)
No:Y20190728-01
運営者 PROFILE
フランスの大学院で仏欧宇宙産業政策を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。フラスペを立ち上げ「フランス・欧州宇宙分野」をメインに情報を発信。
宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向の調査研究なども手がける。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。