アリアン・ロケット開発物語アリアン・ロケット開発物語(12)- イタリアとその他の諸国:反応と参加、不参加
前回、ブルー・ストリークを用いた欧州共同ロケット・プログラムにドイツが参加することになったところまで書きました。今回は現在でも欧州のロケット事業で重要な役割を果たしているイタリアと、その他の国の、プロ...
前回、ブルー・ストリークを用いた欧州共同ロケット・プログラムにドイツが参加することになったところまで書きました。今回は現在でも欧州のロケット事業で重要な役割を果たしているイタリアと、その他の国の、プロ...
前回は、戦後のドイツに課された制約とその後の西側の動き、そしてドイツは自分の国だけでロケットプログラムを実現するのは無理だが、それを構成する何らかの各技術は担当できる、或いはできるようになる素材があっ...
前回は、欧州で協力してロケットを作ろうというイギリスの案について、ベルギーが仲間に入った部分を書きました。今回は英・仏に次ぐ第3のELDO(欧州ロケット開発機構)主要参加国であるドイツです。前半のこの...
前回は、自国のブルーストリークを用いて欧州でロケットを作ろうというイギリスの提案について、フランスがシャルル・ド=ゴール大統領の意向に従い参加を決め、英仏両国でその他の欧州の国を誘う形になった話でした...
前回は、イギリスはフランスにブルー・ストリークの欧州化の案をもちかけてきたけれど、フランスでは反対意見が主流で、結局このプロジェクトについて具体的な進展はなく1960年の年を越した、というところまで書...
2020年10月16日、CNES(仏国立宇宙研究センター)のルガル総裁はテレビのEurope1チャンネルの番組に出演し、 NASAが主導し複数国が参加する月探査プログラムのアルテミス計画についてインタ...
フランスのラグビーのクラブチーム「スタッド・トゥールーザン」が2020年12月11日から始まる2020-2021年度の欧州チャンピオンズカップのためのサード・ユニフォームを作り披露しました。それが宇宙...
1つ前のよもやまコラムで、ヨットレースにも宇宙技術が使われていますという話を書いたのですが、まさにそれが使われたというニュースがあったので、続編を書きますね。2020年11月30日のことです。単独無寄...
最近フランス人の友人がヨットレースのヴァンデ・グローブ(Vendée Globe)にはまっているそうだ。といっても実際に出場しているわけではなく、実際に出場している人たちに混ざって同じ行程を航海するネ...
前回、前々回と飛行機乗りのローラン・ギャロスについて書きましたので、ローラン・ギャロスつながりで今回は全仏オープン・テニスの会場となっている方の話にします。毎年5月、6月に行われている全仏オープン・テ...
「ローラン・ギャロスは飛行機乗り:テニス全仏オープンの会場の名前」の続きです。空軍のエース・パイロットに 世界初の地中海横断に成功した翌年の1914年の夏、第一次世界大戦が始まりました。海外県で生ま...
テニスの全米オープンでの大坂なおみ選手の素晴らしい活躍のニュースが流れました。そこで今回のよもやま話はテニスつながりにします。テニスの全仏オープンが行われる会場の名前になっているローラン・ギャロスにつ...
フランスで仏欧宇宙業界を学び、その後現地で同分野の調査研究に従事。専攻は輸送系。フリーランス調査研究業で、宇宙業界のほか航空、科学・技術・イノヴェーションに関する政策・動向調査などの研究に従事。また在仏日系企業や日本人家庭のヘルプ業務も受託。
1992年 早稲田大学法学部卒業/2001年 パリ第4ソルボンヌ大学院 運送通信ロジスティクス科DESS(修士相当)修了:研究テーマ 宇宙輸送産業
フリーランスの調査研究業:宇宙や航空および科学技術政策分野の調査研究、フランス社会やフランス生活についての調査研究、翻訳、日系企業業務補助(アテンド、通訳、事務など)、在仏日本人の生活のお手伝い。